最初に言っておきますと、御神火祭は見に行く価値があると思います!!神事感のあるお祭りに行ったことがない方は特に!
南ヶ丘牧場から帰宅し、ベッドの上でゴロゴロしていたわたしは、「なんか明日も出掛けられる気がする!」と、ふと思いました。
そこで、良い写真が撮れそうな場所はないか調べたところ、御神火祭(ごじんかさい)というお祭りがあることがわかりました。
お祭りの様子
引用:https://www.jalan.net/event/evt_218541/
こんなの、こんなの、行くしかないでしょう。
なんと、運の良いことにちょうど翌日(5/27)に開催されるようです!急いで過去の御神火祭のレポをネットで漁り、情報収集をしました。
参考にさせていただいたブログには、14時に着いたときにはもう良い場所がとられていたとの記述があったので、13時半頃に到着しました。が、それはステージの真ん前で三脚を使って写真を撮りたい方の話でした……勘違いしてしまった💦
というわけで、殺生石はまだ全然混み合っていませんでした。
いわゆる温泉のにおいがする
ちなみに駐車場についてですが、今年は13-15時は那須高原ビジターセンター、16-21時は那須小学校校庭に停められるようでした。わたしが那須高原ビジターセンターに着いたときは、5-10台分くらい空きがあったかと思います。各駐車場から殺生石まではシャトルバスが出ています(何分間隔かはわかりません……)。殺生石の駐車場は利用できませんので注意してください。
(駐車場やバスの案内は、那須町観光協会のホームページに載っていました)
イベントのスケジュールはこんな感じ。
この看板では15時からと書かれていますが、駐車場では既に九尾の市が開かれているように見え、那須の美味しいものを売っているお店がいくつか出店されていました。
わたしはひとまず、教伝地蔵尊縁日が始まるまで殺生石周辺を散策してみることにしました。
千体地蔵
九尾の狐が封じられた殺生石
殺生石の側の道から神社へ行ける様子(道路側からも行ける)
こんな道を通っていきます
辿り着いた境内の中には温泉神社の拝殿と、稲荷神社がありました。
九尾の狐伝説と関係があるのでしょうか?
神社を一通り見た後は、教伝地蔵尊縁日を見に再び殺生石へ。普段は入れないらしい岩場にパイプ椅子が置かれていましたが、一般の参加者が座って良いものなのかわからなくて、わたしはずっと突っ立ってました……(笑)
お地蔵さまの前でお経が唱えられ、その後町議会の方やお地蔵さまを彫っている方のご挨拶がありましたが、正直どういうイベントなのかわかりませんでした。みんなの健康を願っているお地蔵さまである、みたいな話があったような気はしますが……
教伝地蔵尊縁日の後は、時間が余りに余っていたので再び散策へ。教伝地蔵尊縁日に興味がない方はもう少し遅めに来ても平気ですね💦
駐車場に行ったら、那須町観光協会が九尾の狐グッズを売り始めていたので、狐のお面を買ってしまいました(800円)。これ、御神火祭の松明行列に参加される方は、参加料500円を払えば貰えるやつです(笑)
さらに、那須町のゆるキャラ「きゅーびー」が来ていたので一緒に写真を撮ってもらいました!きゅーびー初めて見たんですが、けっこう可愛い方ですね。
あとは、殺生石の道路を挟んで向かいにある「鹿の湯」周辺をぶらぶらしていました。温泉に入る準備をしてきていないので、辺りを歩いただけです(笑)
鹿の湯
殺生石に戻ると、松明行列の参加受付とフェイスペイントの受付が始まっていました。
松明行列は、松明を持って温泉神社から御神火の前まで練り歩く行列のことです。一人ひとりが白装束(と言っても使い捨てのツナギ)を着て、狐のお面を被り、松明を持ちます。観光客が参加できるもので、受付は先着100名、参加料は500円でした。
フェイスペイントは無料で誰でもできるようで、子供から大人まで狐の顔になっていました。お子さんなんかはカメラマンの方々に囲まれ、ばしばし撮影されていました。
16時半頃に岩場の方へ上っていくと、既に場所を取っている方々がちらほらいました。パイプ椅子などはないので、皆さんそこらにある大きな岩に腰かけています。数人ほど、折り畳みの椅子を持ってきている方はいました。岩はゴツゴツしているので座り心地は全くよく有りませんが、わたしもステージの向かって左側に座りました。
17時頃になってくると、肌寒さを感じるようになりました。御神火祭へ行くにあたって参考にさせていただいたブログには、「冬用のコートが必要かも?」と書かれていたのですが、わりとそうかもしれません。わたしは春用のコートを用意していったのですが、それでも十分とは言えなかったので……。さすがにダッフルコートなどのザ・冬物コートを着ている方はいませんでしたが、厚手のジャンパーを着ている方はいました。とにかく半袖や薄手の長袖では寒いので、昼間暑くても上着は持っていった方が良いです。
寒さに耐えながら18時まで待機していると、『那須の語り部「九尾の狐」と横笛』が始まりました。
横笛の演奏と九尾の狐伝説の語りを楽しみます。語り部さんの、独特の言葉のイントネーションが雰囲気を出していました。
写真が悪くて申し訳ないのですが、横笛を演奏している狐さんが、時折猫みたいに顔を洗うんですよ!この動きがとても印象的で良かったです!
次は、「ヴァイオリンデュオ演奏」です。こんな和風を極めたお祭りでなんでヴァイオリンなんだろう?
綺麗な音色でしたが、わたしの教養がないせいで知らない曲ばかりでした……。最後の曲は、もののけ姫だったのでわかりましたけど(笑)この場所にぴったりな神秘的な曲ですね!
18:40からは、「時庭の神楽」です。
どうしても御神火をバックに太鼓の演奏の写真を撮りたかったので、ここからステージの正面に移動しました。三脚を使っている方々の間から、腕を目一杯に伸ばして写真を撮りました(笑)
披露されたのは、獅子舞とひょっとこのコメディです(知識がなくてコメディとしか表現できない)。
ひょっとこの顔がすごい
その次は、「三味線と那須湯もみ唄」です。演奏の途中から松明行列が始まったので、そちらに気をとられ、あまり集中して聴けませんでした……。
狐のフェイスペイントをされています
唄と太鼓を担当されていた女性
ステージ前から見える松明行列
ゆっくりと時間をかけて、全員が御神火を灯す大きな松明の周りに並びます。
御神火が点火されると、見る間に燃え上がって大きな炎になっていきました。
そして、すぐに白面金毛九尾狐(はくめんきんもうきゅうびのきつね)太鼓が始まりました。
これ、すごくないですか!?今までにこんな場面見たことあります??わたしはないです。炎の前で狐が太鼓叩いてるんですよ。まあわたしの肉眼では人々の頭の隙間からチラ見しかできないのでカメラの画面越しなんですけど、とても迫力があって、かつ神秘的でした。
行って良かったです!!
ちなみに、帰りは殺生石からビジターセンターまでのシャトルバスは無く、路側帯を歩いていきました。対向車に気を付けなくてはいけませんね!わたしはこういう時、携帯のライトを点けて存在をアピールするのですが、運転手さんちゃんと気づいてくれてるかな~