函館に行ってきました①(ゴールデンカムイ聖地巡礼~摩周丸、函館山、領事館~)
※この記事にはゴールデンカムイのネタバレが含まれます。
「ゴールデンカムイと北海道を楽しもう」キャンペーンのために函館に行ってきました!!
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これより前の聖地巡礼の記録はこちら
12月下旬に2泊3日で函館の聖地巡礼をしました。訪れた場所は以下の通りで、こちらの記事は1日目の記録です。
1日目 12/21(土)
・函館山
2日目 12/22(日)
・五稜郭公園
・北方民族資料館
3日目 12/23(月)
・沼の家
・湯川寺
赤ピン:聖地巡礼関連の施設
青ピン:その他訪れた施設
本題の前に、この「ゴールデンカムイと北海道を楽しもう」キャンペーンについて言っていいですか?
期間、短すぎ!!
2024年10月8日~2025年3月30日て……半年で道内10か所全部巡るなんてキツいよお……わたしがキャンペーンに乗っかるのが遅かったからこんなに時間がないのだと思いこんでいたけどそんなことはなかった、もともと短かったのだ……。
※全て巡らなければいけないわけではありません。この機会に巡ると決めたのはわたし自身です。もちろん聖地巡礼は楽しんでいます!
それでは以下本文です。函館はわたしの好きな鯉登少尉がキャンペーンの顔となっている上、彼の聖地も多いのでそれに関する言及が多くなります。おまけにテンションも高いですがご了承ください。
函館駅
函館に到着し、まずは鯉登少尉の画像とパンフレットを貰いにJR函館駅内の函館市観光案内所へ。この旅1番の目的ですからね!心置きなく聖地巡礼するためにも最初に入手しておかないと。
わたしはゴールデンカムイの登場人物の中で鯉登少尉が1番好きで、万が一にもスケジュールが調整できずにキャンペーン期間が終了して少尉のパンフレットが入手できないなんてことがあってはならないと、函館の聖地巡礼を年内に早めたんです(そして滞在最終日は少尉の誕生日!)。
駅のコンコース側から入ってすぐの場所にポスターが掲示してありました。少尉~!!

しかし一方、パンフレットは見当たりません。嫌な予感……。カウンターのスタッフさんに尋ねたところ、なんとパンフレットは既に無くなってしまったとのこと……(;_;)
他の場所ならまだ残っているかもしれないとは言われました。確かに函館のパンフレット配布施設の中では最も人が来る(だろう)からここだけ無くなったのだと信じたい。信じたいけど、他の場所にも無かったらどうしよう(;_;)少尉は人気だし函館も有名な観光地でアクセスが良いからみんな殺到したんだ(;_;)
テンションだだ下がりです。
てか書いてて思ったんですけど、わたしは函館を上回る有名観光地である札幌と小樽にまだ行けていません。これ、大丈夫……?パンフレット残ってる……?
正直札幌と小樽は何度か訪れたことがあって訪問のモチベーションが高くなく、キャンペーン期間中に画像とパンフレットだけゲットして聖地巡礼は後々ゆっくりすればいいや~と思っていたのですが……不安になってきた。
まあうじうじしていても仕方ないのでとりあえず次の目的地に移動します!
青函連絡船記念館 摩周丸
函館駅から徒歩10分弱。杉元たちが樺太から戻る時に乗った船のモデルが見られるとのことで訪れました。函館湾に浮かぶ本物の船「摩周丸」の内部に資料が展示されています!

作中で杉元たちが乗っていた樺太~稚内の連絡船のモデルはこれです、比羅夫丸!

ぴらふ丸なんて美味しそうな名前だなあと思っていたけど、ひらふ丸でした。
比羅夫丸は青森と函館を繋ぐ船で、実際に樺太と日本を繋いでいたのはまた別の船だそうです。その船の説明パネルもあったと思うのですが、どうしてわたしは写真を撮っていないんだ。
22巻213話の船と見比べると、模型の船首側に掲揚されている旗以外はつくりが同じです!

ゴールデンカムイとは関係ありませんが、こんなものも見つけました。六分儀。
しぶんぎ座っていう星座があるじゃないですか(もう88星座には無いらしいけど)、あれのしぶんぎって何だろうと思いながらも特に調べることはなかったのですが、もしかしてこの六分儀はその仲間……!?と思って撮りました。天体観測に用いる道具らしいです。意外なところで学べてしまった。
また、船内でモールス信号を打つ体験もできました!最も有名なモールス信号と思われるSOSはなんか不謹慎な気がしたから、表を見ながら別の単語を打ちました。

あとなんか操舵室(船の操縦室)の中に船長みたいな人がいてお客さんの質問に答えていた。解説スタッフさん?

その操舵室からは函館山が見えました。
原作を読んだ時は海から山に艦砲射撃なんて届くの~??などと思っていましたが、なんだか届きそうな気がしました。
ちなみにこの記事を書くにあたって五稜郭公園から3.5km離れた函館湾の場所(おやっどたちの駆逐艦のいる位置、29巻291話)を推定してみたのですが、摩周丸のある位置よりは函館山から離れていました。
でもこれがおやっどの見ていた景色なんだね………………。
さて、時間もあるので摩周丸はこのあたりで切り上げて、次は函館山へ向かいます。今日は日が沈む前に旧イギリス領事館と旧ロシア領事館にも行きたいから急がないといけません。
市役所前電停から市電に乗り、十字街電停で降ります。十字街電停の近くには、少尉のパンフレットの配布施設である函館市地域交流まちづくりセンターがあるので立ち寄りました。まだあってくれ……!頼む…………!!

あった~~~!!
良かった。これで安心して函館の聖地巡礼ができます。

坂すご……。
函館山
息切れしながら徒歩10分ほどでロープウェイ乗り場に到着しました。坂が雪でつるつるしていて滑りそうで怖かった。ちなみに少尉のパンフレットはこちらの山麓駅にもたくさん残っていました!
函館山山頂へのロープウェイは大人1人1800円(往復)です。わたしは14:45過ぎに到着しましたが、ちょうど前の便が出発した直後で人はあまり並んでいませんでした。
函館山からの景色がこちら



すっごく綺麗!函館の街だけでなく、松前の方まで見渡せます。函館山と言えば夜景が有名ですが、夜よりも昼間登った方が良いんじゃないか?と思ってしまうほどの景色でした。

あの背の高い塔がおそらく五稜郭タワーなので、五稜郭公園もその辺りですね。函館湾からの距離を見て、艦砲射撃の飛距離に思いを馳せます。
旧ロシア領事館も探したかったのですが、肉眼ではよくわかりませんでした。でも、この辺りを撮っておけば写るだろうと適当に撮った写真には写っていました!


かなり山の方にあります。坂の上に位置していると作中でも言及がありましたもんね。山の上から肉眼で探すならお寺が目印です。
函館山からの景色が想像以上に綺麗でゆっくり見ていたら、時刻は16時前になっていました。可能であれば暗くなる前に旧イギリス領事館と旧ロシア領事館を見ておきたい。明日は五稜郭公園がメインなので、こっち方面には来ない予定なのです。
日没の予定時刻を確認すると、16:07。う~ん、日没から完全に暗くなるまでは多少時間があるだろうし、とりあえず行くか……!
旧イギリス領事館
というわけで早歩きで辿り着いた旧イギリス領事館です。
ここは作中で1コマしか登場しないのですが(29巻281話)、函館山から旧ロシア領事館までの道中にあるので寄っておこうと思って。以前1度だけ函館を訪れた時にはここでお茶をしました。また来ることになるとは。
時間がないので急いで今日の最終目的地へ!
旧ロシア領事館

旧ロシア領事館です!!
誘拐された鯉登青年の三輪車が発見された場所です(この車は愛知県のトヨタ博物館で実物が見られるようですね!いつか行きたい……!)。
坂の上に建っているため監視しやすい(20巻198話)とのことでしたが、どうなんでしょう?確かに現在も周りは建物に囲まれてはいませんが……。
事前情報として、現在ホテルへの改築のために工事中であることは把握していました。なので完璧な状態を見られるとは思っていなかったのですが、意外と見える部分が多かったです。門は取り壊されてしまっていますが、見られて良かった。
夕食は函館の老舗ラーメン店あじさいでいただきました。店で塩ラーメン食べたの初めて。

以上、函館1日目の記録でした!
今回巡った場所は距離的には市電+徒歩で回れるんですけど、坂が多いし雪道だから足の運びに気を遣うしでけっこう疲れましたね~!急いで早歩きしたというのもありますけど。
でも旧ロシア領事館を見られて良かったです!!工事が終わったらどんな外観になるんでしょうね?門とかは原型残すのかな……?完成形によってはまた見に行きたいですね。
2日目の五稜郭公園等の記録はまた後日更新します。
網走に行ってきました②(ゴールデンカムイ聖地巡礼~オホーツク流氷館・北方民族博物館~)
※この記事にはゴールデンカムイのネタバレが含まれます。
「ゴールデンカムイと北海道を楽しもう」キャンペーンのために網走に行ってきました!!
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他の聖地巡礼の記録はこちら
sokomaday.hatenablog.com
sokomaday.hatenablog.com
12月初旬に1泊2日で網走の聖地巡礼をしてきました。訪れた場所は以下の通りで、網走監獄関連については前回の記事にまとめてあります。この記事はオホーツク流氷館、道の駅 流氷街道網走、北方民族博物館に関する記録です。
1日目
・博物館 網走監獄
2日目
・網走刑務所
オホーツク流氷館
博物館 網走監獄から車で約5分、オホーツク流氷館へやって来ました。ここへ来た理由は、ゴールデンカムイの網走聖地巡礼をしている方々みんなが訪れていたからです。なんか……行っといた方が良いのかなって(自分の意志がない)。
でも本当に行って良かったです!本物の流氷もあったし、人が少なくてすごくゆっくりじっくり回れたし、スタッフさんも丁寧に説明してくださったし!
入館後はすぐに3階の展望テラスへ行きました。到着したのが14:30過ぎで、展示を見ている間に暗くなってしまいそうだったので。展望テラスは無料で上がることができ、網走湖、網走の街、オホーツク海などを一望できます。

天気が良く、海の向こうに山が見えてとても綺麗でした。羅臼岳とか……?ですかね……?
わたし、最大でふくらはぎまでしか海に入ったことがないんですけど、海を見るとなんだか気分が高揚します。時間が許せばずっと見ていたかったです。
でも時間が許さないので切り上げて、地下1階のオホーツク流氷館へ。
上映時間が近いということで、スタッフの方がご丁寧に流氷幻想シアターへ案内してくださいました。ここでは約8分間、オホーツク海の生物の映像を鑑賞することができます。なんかこういう映像観ると泣ける。
その後は流氷体験テラスで-15℃の世界を体験。置いてある氷は本物の流氷だそうです。

少尉、流氷とアザラシだよ。
入る際には濡れたタオルを渡され、「しばれる」体験もできました。しばれる=びっくりするくらい寒い、みたいなニュアンスの方言らしいですが、わたしはまだこの言葉をモノにできていません。-15℃の空間で一人タオルをぶん回して、かぴかぴに固まったタオルをゲットしました。

タオルは固まったんですけど、風が吹いていない上に厚着をしていたので、自分自身では寒さを実感できませんでした。おかげで北海道でもやっていく自信が湧いたぞ。
館内には流氷のできる過程に関する説明パネルがあり、スタッフさんがわたし一人に付いて説明をしてくれました。
また、魚のいる水槽もいくつかあったのでじっくり眺めました。

オオカミウオの幼魚

クリオネ!ゴールデンカムイでも少し登場しましたね!2cmくらいの大きな個体と、1cmほどの小さな個体がいました。
そしてわたしが最も気になったのは、こちらのナメダンゴ。

名前からして何……?って感じじゃないですか?ナメダンゴて。
ファンが多い魚らしいのですが、わたしは初めて知りました。この丸っこいフォルムに、移動せずにずっと口だけぱくぱく動かしているまぬけな表情。もう目が離せなくて、ずっと眺めていました。
するとスタッフの方が声をかけてくれて、このナメダンゴはこの場所が好きで~とか、こういう性格で~など色々とお話をしてくれました。ショップにナメダンゴグッズがあることも教えていただきましたし、「ナメダンゴグッズはレアだしここで取り扱っているものは顔が可愛いです!」とのこと。
オホーツク流氷館を一通り見た後は、再び展望テラスへ。

こちらは網走湖。夕焼けもまた綺麗です。
最後に、1階のショップでナメダンゴのマスコットを購入し、他のお客さんが集まっていて気になってきた流氷ソフトクリームを食べました。やさしいキャラメル味のソフトクリームに塩がかかっていて美味しい!

オホーツク流氷館は、ゴールデンカムイファンとしては本物の流氷と共に-15℃を体験できる流氷体験テラスに気分が上がりました。
また、お客さんの入り具合によるのかもしれませんが、スタッフの方々とお話ししながら見学できたのもとても良かったです。過密でない観光地ってすごく過ごしやすいですね。
道の駅 流氷街道網走
白石の画像とパンフレット目当てに立ち寄り、無事にどちらも入手完了です!

敷地内にポケふたもありました。マニューラとアローラロコン。北海道ってポケふたたくさんあるみたいですね。

2階にはフードコートがあり、そこでお昼を食べました。ご当地メニューのオホーツク干貝柱塩ラーメンです。貝柱、歯に挟まる。

北方民族博物館
旅行2日目の10:30頃に到着しました。

こちらには北方地域の諸民族に関する資料が展示されており、ゴールデンカムイに登場した北海道アイヌ、樺太アイヌ、ウイルタ、ニヴフ、ナーナイなどの衣服や民具を見ることができます。
観覧料は一般550円ですが、ホテルに割引券があったので500円になりました。
無料の音声ガイドがあるとのことで、初めてそういうものを借りて聞きながら回ったのですが、すごく良かったです。他の所の音声ガイドがどんなものか知りませんが、スマホ+ヘッドフォンなので軽くて邪魔にならず、しっかり学びながら見学できたのでおすすめ。
博物館の展示は写真撮影可能だったのですが、ネットへ上げて良いか確認していないので、以下文章のみです!
衣服
常設展最初の展示は衣類に関するもので、トナカイやアザラシの毛皮でできた服が並んでいました。アイヌに扮した杉元たちが着ていたのもこんな服だったのかな~と思いを馳せます。
どれもこれも暖かそうでした。わたしがいくつかの博物館で見た限りは、北海道アイヌの衣服はこんなに分厚い感じのものはなかったのに。
トナカイの首輪
その先の住居関連の展示エリアへ進むとウイルタの夏の家と冬の家を再現したジオラマがあったのですが、なんとそこにいたんです……木の棒が吊るされた首輪をしているトナカイが!!
鯉登少尉……!
この首輪は実物の展示が無かったのですが、ジオラマで遭遇できて嬉しいです。ちなみに、飼いトナカイ用板鈴(16巻159話)は実物展示がありました。
その他、尾形を治療するために登場したシャーマンが祈祷の際に身に着けていた腰下げ、太鼓、お守り(17巻165話)や、犬ぞり(ニヴフのもの)、杉元たちがネコと勘違いしたナーナイのトラの置物(18巻176話)なども展示されていました。
また、ゴールデンカムイとは関係ありませんが、馬頭琴もありました。初めて見た!スーホの白い馬で履修するモンゴルの楽器です(世代がバレる?)。とても綺麗で、先端に付いている馬の彫刻も見事でした。
北方民族博物館ではアイヌ以外の北方民族の資料を見ることができ、新たな学びがありました。樺太編で見た!というものも多く、楽しく回れました。写真がないのでピンと来ないかもしれませんが、それは現地で見た時のお楽しみということで。
お土産にはウイルタの文様がデザインされたストラップを買いました。製作は「フレップ会」だそうです。エノノカ~!
最後に
ゴールデンカムイ聖地巡礼 網走編は以上となります。ゴールデンカムイと言えば、という代表的な聖地を訪れることができて良かったです。
ただ、冬期は施設の営業時間が短かったり日没が早かったりするので、予定を立てるのがちょっと大変なのかな?と思いました。あと網走監獄は屋外展示の人形が撤去されちゃうし!でもそれ以外は特に問題なく各施設を見学できたと思います。
これからゴールデンカムイ映画続編が待っているということで、実際に自分が行った場所が出てくるのを楽しみにしています!
今回の戦利品等

異色を放つナメダンゴ
網走に行ってきました①(ゴールデンカムイ聖地巡礼~網走監獄関連~)
※この記事にはゴールデンカムイのネタバレが含まれます。
「ゴールデンカムイと北海道を楽しもう」キャンペーンのために網走に行ってきました!!
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これより前の聖地巡礼の記録はこちら
sokomaday.hatenablog.com
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ゴールデンカムイと言えば網走監獄という印象が強いですよね。今回は12月初旬に1泊2日で網走の聖地巡礼をしてきました。
訪れた場所は以下の通りです。が、長くなってしまったので、この記事では網走監獄と現在の網走刑務所のことだけ書きます。
1日目
・博物館 網走監獄
鏡橋
庁舎
官舎
舎房・中央見張所
教誨堂
高見張り
・オホーツク流氷館
2日目
・網走刑務所
・北方民族博物館
博物館 網走監獄
最初に訪れたのは博物館 網走監獄。ゴールデンカムイではのっぺら坊を巡って、第七師団と激しい戦いが繰り広げられた場所です。網走監獄は明治時代から使われていた建物が保存されている野外博物館で、作中に出てきた建物がこれでもかというくらい揃っています。じっくり見学したので、昼食含めて4時間ほど滞在しました。それでも急いで見た所もあったので、全てを見るなら1日かかるかもしれません。
鏡橋
10時半過ぎに到着し、まず出迎えてくれたのは鏡橋です。
犬童四郎助が時間稼ぎのために爆破した橋ですね。何度か架け替えられているようで、ここにある橋の形は作中とは違いました。作中だと鉄橋みたいなつくりでしたよね。
この橋を渡った先に受付があり、そこを抜けると網走監獄の象徴とも言える正門が見えてきます。
正門

作中何度も登場した煉瓦門!網走に来た~!という感じがします。
庁舎


正門を抜けると庁舎があります。とっても綺麗な建築!色も素敵!
内部には土産物屋と、囚人による北海道開拓の歴史に関する展示、そしてゴールデンカムイのポスターがありました。

ショップにはゴールデンカムイのグッズも並んでおり、わたしは帰り際に月寒あんぱんを購入しました。ずっと買いたいと思っていたので出会えて良かったです。
ただ、グッズの種類としては、ここよりも網走監獄出口にある土産物屋の方が豊富でした。アクスタとかアクキーとかもあったし。あとそっちの方が数円だけ月寒あんぱんが安かった。
展示コーナーも見ましたが、北海道開拓にこんなにも囚人が関わっていることを初めて知りました。囚人たちは規格外の早さで開拓を進めるため、相当酷使されたようです。
ゴールデンカムイでも都丹庵士たちが硫黄山での労働の末、失明したというエピソードがありましたが、それの元となった実話のパネルもありました。
度々記事で言っているんですけど、お恥ずかしながらわたし歴史に興味がないんです。今までだったらこういう説明パネルは流し読みしていたでしょうけど、今回はゴールデンカムイのおかげで興味を持って読めました。
ここで開拓の歴史を学んでから屋外の建築群を見て回るのがおすすめ、とどこかに書いてあったと思います。
官舎

門倉が住んでいた宿舎(官舎)です!
左側は当時の生活の様子が再現されており、右側は休憩所となっていました。
わたしが辿り着いた時には全ての扉が閉まっていたのですが、扉に手を掛けてみたら鍵がかかっておらず入れました。冬期だから閉めていたのかな……?


内部は台所と居間、畳の部屋のあるつくりで、門倉の宿舎そのままな感じです。作中でも神棚や掛け時計があったし、奥の窓には目隠しがされてましたね(13巻127話)。でも居間の広さは作中の方が広いかも。門倉の宿舎では居間に6人座っても余裕がありましたし(13巻128話)。

この真ん中の畳の下から杉元たちは網走監獄に侵入したんだな~!!(13巻126話)
味噌蔵

監獄では、経費節減のために味噌や醤油を自給していたみたいです。そりゃ養豚場もあるよな……。
道路開削など監獄から離れた場所で作業をした際は、自分たちで丸太や茅を使って休泊所を建築していたようですし、囚人なんでもできる(やらされてる)なあ。土方も味噌を作れたりするんですか……?
リスのエビフライ
網走監獄の敷地内には野生のリスがいて、木々の間から何かを齧っている音が聞こえたり、食べられた松ぼっくりが落ちていたりしました。

エビフライみたいになるんだね。
警鐘

作中で緊急事態を知らせるため看守が鳴らしていた鐘もありました。
野外とはいえ博物館だし触るのは禁止だと思っていたのですが、網走監獄のSNSには「ぜひ体感してみてください」とあったので鳴らしても良かったのかな……?限られた場所にしかスタッフさんがいないので気軽に聞けぬ……。
舎房・中央見張所
網走監獄のメイン、舎房と中央見張所です!
この写真じゃ舎房が放射状であることが全く伝わらないけど!

中に入ると、まず門倉たちが囚人を監視していた中央見張所があります。本当に全方向を見渡せる。

そして舎房!この景色ゴールデンカムイで見た~!
縦に長く続いているのですが横幅はそんなになくて、作中で戦う時に動きづらかったんじゃないかと思いました。第七師団と囚人たちがぎゅうぎゅうになっているシーンもありましたしね(14巻134話)。
アシリパさんたちが侵入に使った天窓もあります。
廊下の両側に並んだ房には雑居房と独居房があって、それぞれ広さが違いました。食事風景が再現されていた房も。原作でも白石たちの食事シーンが描かれていましたね。

第一舎から順に見て行って、第四舎の天井には脱獄魔白鳥を発見。

こんな感じのポーズ、白石もしてましたよね(13巻129話)。作中で侵入したのも第四舎だし、リスペクトが込められているのでしょうか。
脱獄魔白鳥はここの二四房から脱獄したことがあるようで、扉が開かれ展示スペースとされていました。

布団が敷いてあったのはここだけだったかな?作中では杉元と白石が、布団の敷かれた房の下の通気口から脱出を図りました。

扉が開かれているおかげで鶴見と対峙した杉元(と偽のっぺら坊)の視界が体験できる(14巻132話)。

偽のっぺら坊が移された第四舎六六房も見ておく。

ちなみに現在、舎房の中は摂氏0℃です。
舎房の中の説明パネルには、網走監獄は何よりも寒さが厳しく、暖房が入っていても-9℃にもなることがあったとありました。
ダウンを着て舎房を歩いているわたしでも冷えを感じるのに、何の厚みもない囚人服を着た囚人たちはどれほど寒かったのか。
5棟ある舎房は基本的な造りはだいたい同じなのですが、棟ごとに違った展示があるので飽きずに見て回れました。

作中で白石が脱出に使った通気口、狭すぎる。そりゃキロランケも「馬鹿かよオマエ」と言いますわ(14巻134話)。
二見ヶ岡農場施設
囚人が農作業を行うところで、服役中に区分が上がると移動できたちょっと解放感のある施設。食堂や作業場、浴場などが再現されていて、当時の囚人の生活を見られます。


農場と言うからには養豚場もあるのでは?と思ったのですが、残念ながらありませんでした。
でもけっこう広くて見るところがたくさんあります。
独居房・懲罰房

岩息が入れられていたレンガ造りの独居房(15巻143話)と、

白石が入れられていた樺戸集治監の懲罰房(9巻83話)です。
こういうところって狭くて何もできなくて大変なんだろうな~(他人事)とふわっと思っていましたが、光も入らないようにしているし食事も量が減らされたり重湯だけだったりしたみたいです。白石もげっそりするわけですよね。あと寒そう。
教誨堂


犬童と土方のデスマッチ会場かつ、白石とシスター宮沢の邂逅現場です!
写真を見返していて、外観と内観のギャップがすごいなと思いました。内観は庁舎と同じく洋風で、とても広い。舎房の狭い通路とは対照的です。
監獄食堂
一通り見終わった時点で時刻は13:30。お腹も空いたので網走監獄前にある食堂へ行きました。ホームページには15:00までと書いてあったのに、店の前のボードには14:30営業終了とあった気がします。冬期だから?わたしの見間違い?
こちらは現在の網走刑務所の食事を再現したメニューが有名です。わたしも監獄食Aというサンマ定食を注文しました。

普通においしい。
食事の後は土産物屋へ。ゴールデンカムイグッズがあったのでアクスタをいくつか買いました。通販で見た時は別に買わなくても良いかな~なんて思っていたのに、実物を見たら欲しくなってしまった。
高見張り
最後に、尾形が待機していた高見張りを見上げる。
網走監獄駐車場脇の歩道から見えます。関係者以外立ち入り禁止のエリア内にあるようで、近くへは行けません。わかりにくいですが中に人形がいて監視をしていました。
以上で博物館 網走監獄の見学は終了です。
実際はこの後にオホーツク流氷館へ行ったのですが、この記事では翌日に訪れた網走刑務所について併せて書こうと思います。
網走刑務所
現在実際に使われている方の刑務所です。ついでに刑務所作業用品展示場に寄ってみようと思ったのですが、土日は休みでした。また、注意事項として、一般車は網走刑務所前へ行くための橋を渡ることを禁止されています。そのため、その脇にある市営三眺駐車場に車を停めて刑務所周辺を散策しました。

現在の鏡橋と網走川です。ゴールデンカムイの作中では、第七師団が乗った駆逐艦が上ってきた所ですね。
大きな川ではあるものの規格外に幅があるわけではないので、ここに駆逐艦なんてものがやって来られるものなんだなあと想像しながら眺めていました。
こうやって現地を歩いてスケールを実感することができるのはとても楽しいですし、来た甲斐もあります。個人的に、網走監獄よりもこの鏡橋と網走川が印象的でした。開放的で綺麗だしね。
網走刑務所の周りはレンガの塀に囲まれています。

駆逐艦の砲撃でぶっ壊されたのはこの斜めになっている辺りのはず……(14巻131話)。
そして、白石が「脱獄囚はすぐにでも山に身を隠したいだろうし」と言っていた(13巻126話)刑務所裏の山ですが、今の時期は葉がほとんど落ちていて身を隠せなさそうでした。特にあのオレンジの囚人服では目立って仕方がないだろうな。脱獄って季節も重要なのかも。
まとめ
12月に訪れた網走監獄ですが、この時期でも問題なく見学できました。
ただ、官舎前の井戸がシートで覆われていたり普段屋外に展示されている人形がなかったりしたので、本当に全てを見るなら他の季節が良いかもしれません(公式インスタによると、人形は11月初めにしまわれたようです)。
でも作中に出てくる建築物はちゃんと見られて、ゴールデンカムイで見たところだ~!とわくわくしながら現地を観光しました。また、この記事を書くにあたって網走監獄編を読み返し、知っているところばっかり~!と興奮しながらページをめくって楽しむという体験もしています。聖地巡礼って1粒で2度美味しいですね。
作中に出てくるものを実際に見られたのはもちろんですが、建物や網走川のスケールを実際に体感できたというのもとても良かったです。実物の写真はネットで見られるけど、体感は現地でしかできませんからね。
しかも!実写映画の続編の発表がされたじゃないですか!網走監獄編ですよね!?聖地巡礼を済ませておいて良かったです。絶対観に行こう。
あと、ゴールデンカムイと直接関係はありませんが、網走監獄庁舎内の展示で囚人による北海道開拓の歴史を知れたのも良かったです。北海道に多少縁がある身ではありますが、開拓と言ったらどさんこやばん馬のイメージだったので。これは網走監獄に来なければ触れることのなかった一面かなと思います。
ゴールデンカムイにハマったおかげで新たに学べたことがたくさんあるし、歴史という苦手分野に自ら触れる機会が増えています。人生が豊かになっていく~。
以上が網走監獄関連の記録でした。
網走聖地巡礼の続き(オホーツク流氷館・北方民族博物館)は後日更新します。
阿寒に行ってきました(ゴールデンカムイ聖地巡礼)
※この記事にはゴールデンカムイのネタバレが含まれます。
「ゴールデンカムイと北海道を楽しもう」キャンペーンのために阿寒に行ってきました!!
一つ前の記事では、このキャンペーンは巡る範囲が広すぎて見て見ぬふりをしていたと書きましたが、平取町で谷垣の画像とパンフレットを入手してしまったわたしは決意したのです。
全部行くぞ……と。
キャンペーンは2025年の3月30日までなので、実際全て巡れるかわからないカツカツスケジュールなのですが、やれるだけやります。
というわけで今回訪れたのは以下の場所です。
ボッケ・阿寒湖
11月下旬、この日は阿寒に雪予報が出ていたんですが、まあ行けるだろうと根拠のない自信で現地に向かいました。
最初に訪れたのはボッケ。谷垣一行が通りがった泥火山で、アイヌ語で「煮え立つ」という意味。100℃ほどの熱せられた泥が地下から火山ガスとともにボコボコと音をたて絶えず噴出しています(現地の看板説明より)。

周りに雪が積もっている中で、ここだけはその名の通り煮え立っていました。
ボコボコという音と共に泥が盛り上がっては弾けて、時折飛沫が上がります。気温が低いため湯気も目立っていて、視覚的にその熱さを感じることができました。
ボッケへは阿寒湖畔第一駐車場に車を停めて徒歩で向かいました。10分弱で辿り着いたのですが、道中はこんな感じの散策路が続きます。


想像していたよりも木々に囲まれた道で、近くにいた方々は熊鈴を付けていたので、わたしも持って行った方が良かったなあと思いました。
ボッケまで100mほどのところに差し掛かったところで、なんだか香ばしいような匂いが漂ってきたのが意外でした。もっと臭いかと思ってた。
しばらくボッケの観察に夢中になっていたのですが、ふと後ろを見てみるとそこには阿寒湖が。


こんなに近くにあると思っていなかったので驚きました。
阿寒湖は、土方一行が脱獄囚である関谷と遭遇し、運試しと称して取引を持ち掛けられた場所。門倉とキラウシのコンビや、オベンチョ牛山なども印象的ですね。
寒くてじっくり見ることは叶わなかったのですが、とても大きい湖で圧倒されました。晴れていたら向こうに山々が見えたんだろうな。
ちなみに阿寒湖は遊覧船での観光ができるのですが、冬期は運航していないだろうと思って乗船は端から頭になく。でも後で調べたら11/30までは営業していたみたいです。この天気でも運航していたかはわかりませんけど。
このあたりは次回暖かい時期に行ってゆっくり見たいです!
民芸喫茶ポロンノ
お腹が空いてきたので、阿寒湖アイヌコタンにある民芸喫茶ポロンノへ。
阿寒湖アイヌコタンは北海道有数のアイヌの集落で、民芸品店や食事処が立ち並ぶ観光スポットとなっています。ポロンノはアイヌ料理を提供する店として有名だったので、ぜひとも行ってみたかったのです。
が、雪が積もっていたこともありアイヌコタンの駐車場がわからず、しばらくうろうろした末にアイヌシアターイコロ前に停めました。確かアイヌコタン利用者も停められるみたいなことが書いてあった、はず……(調べたらアイヌコタン利用者第二駐車場だったみたいです!良かった!そしてアイヌコタン自体の駐車場は、店が立ち並ぶ通りの真ん中だったみたいです)。

店構えはこんな感じ。そして雪がすごい。
テーブル席は満席だったので、カウンター席へ。名物だというポッチェイモと、食べてみたかったチェプオハウ(鮭の汁物)を注文しました。

ポッチェイモ
ポッチェイモはじゃがいもを使った保存食だそうで、食べてみるとほんのり甘い味がしました。そしてなかなかに硬い。歯に自信がなかったら(?)危険かも。わたしが食べたことのあるものの中ではきんつばの生地を彷彿とさせるような味で、あんこを乗せても合うんじゃないかな~と思いました。おいしいけど、わたしは一回食べたら満足かも。

チェプオハウ
一方チェプオハウは、とっっても好みの味でした!スープの味が本当に美味しくて、水筒に入れて持ち歩きたいくらい。塩味なんですけど、何らかの出汁?の旨味がすごくて。鮭もちょうど良く脂が乗っていてやわらかいし、山菜(行者ニンニク?)も美味しかった。食にこだわりがないせいでレポートが下手なんですけど、また食べに行きたいです。
アイヌコタンの民芸品店
15時からアイヌシアターイコロの公演を見る予定でしたが、それまでにけっこう時間があったので、チニタ民藝店で木彫りのエゾナキウサギ、民芸エポエポでパスイ(木製の祭具)を購入しました。
ナキウサギのグッズって珍しくないですか?北海道ではよくあるのかな?アシリパさんに捕獲されてたし、木彫の表情が可愛かったので惹かれました。お会計の際、店主の方に雪が降っているから気を付けてねとお気遣いいただきました。
民芸エポエポでは店主の方にパスイの使い方を丁寧に教えていただき、さらにアイヌの衣装を着せてもらって写真まで撮っていただきました。
やっぱりこうやって話しかけていただけるの、あたたかくて嬉しい。
アイヌシアターイコロ
アイヌシアターイコロは、アイヌ文化専用の屋内劇場です。こちらでは「満月のリムセ(踊り)」という演目を観ました。演目自体は全部で3つあるのですが、日中はこれしかやっていなかったんですよね。夏期だと公演の回数も多いようです。30分の演目で、中学生以上2,200円でした。
満月のリムセは、キタキツネのカムイとアイヌの人々が踊りを繰り広げるプログラムです。アイヌの踊りはほぼ初めて見たし、ムックリ(口琴)の生音も初めて聴きました!ゴールデンカムイではオソマが演奏していましたね。
印象的だったのはフッタレチュイ(黒髪)という踊りで、これがまあ動きが激しくて。すごく勢いの良い折り畳み(V系のライブにおける振りつけ)を前後左右に行う、みたいな感じでした。数分間ずっとやっていたので、とっても疲れそう……と思いながら見ていましたが、髪柱が美しかったです。
時期を改めて他の演目も見に行きたいと思います!
阿寒湖バスセンター
最後に訪れたのは阿寒湖バスセンター。この旅行の主目的です。

こちらには「ゴールデンカムイと北海道を楽しもう」キャンペーンの、土方のポスターとパンフレットがあります。QRコードから画像をダウンロードして、バスセンター内のカウンターからパンフレットを頂いて、完了です!
最後に
キャンペーンに滑り込むために冬に訪れた阿寒でしたが、オンシーズン?に来た方が全てを満喫できるだろうな~と思いました。アイヌシアターイコロは11月~4月下旬は上演回数が少なくなりますし、阿寒湖の遊覧船の運行回数も1日4便と夏期に比べて半減しますし。ボッケの散策路も寒さに凍えることなくゆっくり歩けそうです。ただ、こういう時期だからこそ人が少なくてストレスなく過ごせたのかもしれないなとも思います。
わたしは遊覧船に乗るのとイコロの他の演目を見にまた訪れます!
二風谷コタン@平取町に行ってきました(ゴールデンカムイ聖地巡礼)
※この記事には、漫画ゴールデンカムイのネタバレが含まれます。ご注意ください。
ゴールデンカムイにハマりました。
よって、聖地巡礼として、アイヌ民族のチセ(家)やアイヌ文化博物館のある平取町の二風谷コタン(集落)へ行ってきました。
二風谷はゴールデンカムイの作中に直接的に描かれたわけではないのですが、やはりこれからゴールデンカムイの聖地巡礼をしていく(つもりだ)からにはアイヌ文化の勉強から始めないとなと思って選びました。あとは、実写版ゴールデンカムイドラマのスタンプラリーに滑り込み参加したかったからというのもあります。もう終了してしまいましたが、二風谷コタンを中心とした9ヶ所を巡るというイベントです。
移動範囲が比較的狭いですし、聖地巡礼の第一歩としては良いのでは?と思い、こちらのスタンプラリーと二風谷コタン、さらには現地の方々との交流を楽しんできました。
二風谷コタンのチセ
11時頃、まず二風谷コタンに到着して感動したのは、人が多くない!ということ。駐車場には何台も車が停まっていて、決して閑散としているわけではないけれど、賑わいすぎてもいない。人混みが得意でないので静けさが心地よかったです(遠くの方から鳥の鳴き声っぽいものは延々聞こえていたけど)。写真を撮る時も人が写らないし、ゆっくり見て回れるし。

そして良い天気~!
車から下りたらすぐそこにチセが建ち並んでいます。

漫画やドラマで見た!本物だ!と興奮しました。チセだけじゃなく、プ(高床式倉)やヘペレセッ(小熊の檻)なども建っているし、ヌササン(祭壇)や舟までもある。ゴールデンカムイのキャラたちが生活していた場所の規模感を感じられました。

紅葉もとっても綺麗!
日時によってはチセの中で工芸の実演をしているようなのですが、この日はどこもやっていなくて入れず。ただ、1棟だけドアが開いていたチセがあったのでそこを見学しました。

尾形に狙撃された窓だ~!本当にこういう構造なんだなあ。
二風谷アイヌ文化博物館
コタン内で集められるスタンプをゲットしつつ、一通りチセを見てからアイヌ文化博物館へ。
すると、なんと入り口の壁にはゴールデンカムイの谷垣のポスターが貼られているではありませんか。
どうやら「ゴールデンカムイと北海道を楽しもう」キャンペーンのポスターらしく、作品ゆかりの地に各キャラのポスターとパンフレットが設置してあり、QRコードからオリジナル画像もダウンロードできるというもの。
いや~~~このキャンペーン、存在は知っていたんですよね。でも、全てを巡るにはあまりに広範囲なので、見て見ぬふりをしていたのです。だって函館から網走まであるんですよ!でも、思いがけずこんなところで出会ったら気になっちゃうよね…………。
とりあえず谷垣の画像とパンフレットを入手し、博物館の受付へ。歩いて行けるくらいの距離に萱野茂 二風谷アイヌ資料館という別の資料館もあるらしい(そしてスタンプラリーのチェックポイントでもある)ので、2館共通券(700円)を購入しました。
博物館の中は写真撮影可能(フラッシュは禁止)だったため色々と撮りながら見て回ったのですが、ネットにアップしても良いか確認し忘れたので写真はありません。
でも、館内は広くて綺麗で、ゴールデンカムイに出てきたあれやこれやがたくさんあってとても面白かったです。
特に実物を見られて最高~!!と感じた展示物は、キサラリ(耳長おばけ)とイケマ(魔除けになるという草の根)です。アシリパさんが迫真の演技を見せていたアレと鯉登少尉が噛んでいたアレ!あとはストゥもあったし、鹿の角を使ったクワの名前が「キラウシッタプ」でキラウシ~!とテンションが上がったし、実写ドラマのキャストのサインも飾ってありました。
また、館内には展示物の他、アイヌ民族が使う罠を仕掛けてみようという体験コーナーがあったんですけど、これがわたしの頭が悪いのかま~~~じで説明文が何を言っているのか理解できなくて罠を仕掛けられませんでした。
写真付きで、①の棒を②の位置に引っ掛ける、③の棒を④と⑤の隙間に通す、みたいな説明文が置いてあったんですけど、びっくりするくらい文章が頭に入ってこなかった。賢い人と一緒に行ってリベンジしたい。
と思ったらこんな動画がありました。予習して行こう。
沙流川歴史館
さて、1時間ほど博物館を見て回った後は、来た時からずっと気になっていた鳴き声の主を確認しに博物館の裏手の川の方に行ったり(白鳥の群れでした)、隣にある沙流川歴史館の特別展を見たりしました。

奥の方の白い点々が白鳥(遠い)
特別展では野生動物に関する展示をやっていて、ヒグマの毛皮を触ることができました。毛が太くてごわごわしていましたし、毛皮の大きさからヒグマのサイズもなんとなく想像できました。
時間に余裕があれば常設展示も見たかったな。
二風谷工芸館
その後、コタン内にある二風谷工芸館に立ち寄ってアイヌ文様のハンカチを購入。レジの方に「どこから来たんですか?」と話しかけていただいて少しおしゃべりもしましたし、アイヌ民具のコレクションカードも貰えました。なくなり次第配布終了だそうですが、二風谷エリアの複数の施設で貰えるようです。
わたしが頂いたカードはニマ(木鉢)でした。欲を言えばイクパスイ(捧酒箸)が欲しかった……!イクパスイ好きなんです、以前アイヌ文化の授業を受けた時に出てきてずっと名前を覚えているので。
また、レジの隣にはゴールデンカムイの漫画と野田先生の色紙が飾ってあったのですが、ファンであることを知られるのが恥ずかしくてほとんどスルーしてしまいました。わたしの自意識過剰!ちゃんと目に焼き付けろ!
(でも実際こういう、他文化を扱うような所に単なる漫画ファンがキャッキャしながら行っていいものなのか心配です。スタンプラリーをやっているくらいだから良いのでしょうけど、ミーハーに見られるというか、純粋な文化へのリスペクトとは別の動機で来ていると思わせてしまうのって大丈夫なのかなというか……)
北の公房つとむ
工芸館を出た後は、コタン入口にある北の公房つとむという民芸品店に寄りました。
ここでもわたしは、ゴールデンカムイのファンだとバレてはならない……という気持ちでいたのですが、店員の方が「ゴールデンカムイのファンなの?」と話しかけてくださり、そしてそれをわたしが肯定したため色々とお話しができました。二風谷コタンで行われる行事のお話なども聞けてとてもおもしろかったです。ありがとう店員さん、そしてゴールデンカムイ。好きなものは好きって言って良いのかもね。
こちらではアイヌ文様のポーチとマキリ(小刀)モチーフのピアスを購入しました。
萱野茂 二風谷アイヌ資料館
そして次に向かったのは萱野茂 二風谷アイヌ資料館。二風谷コタンから徒歩5分ほどで行けます。資料館までの通り道にはアイヌ文様のデザインが散りばめられており、街としてアイヌ文化を押し出しているのだなと感心しました。


萱野茂 二風谷アイヌ資料館はアイヌの民具だけでなく、諸外国の民具も展示してあり見応えがありました。二風谷アイヌ文化博物館には無かった(と思う)エキムネクワ(アシリパさんが持っている山杖)が置いてあったのが良かったです。こちらも写真撮影可だったと思います。
アイヌ工芸伝承館ウレシパ
資料館からコタンへ戻る道中には、アイヌ工芸伝承館ウレシパという施設があります。スタンプラリーのチェックポイントなので入館しサイト上でチェックをしていると、事務室の方からスタッフさんが出てきて「(スタンプラリーは)ここで最後ですか?」と話しかけてくれました。
なんでわざわざ……!?と戸惑いましたが、この施設はスタンプラリーのゴール地点でもあり、全てのスタンプを集めた後はここで抽選に参加できるのです。どうせ最後に来るというのに、わたしはスタンプを集めきっていない状態で立ち寄ってしまったわけです。それを抽選参加者と思って声をかけてくださったんですね。
この時点で時間は15時過ぎくらい。わたしがまだ一か所温泉施設のチェックポイントが残っていることを伝え、ウレシパの閉館時間は17時でしたよね?と一応確認すると、「そうですけど、まあちょっと過ぎても大丈夫です」と。
もしかしてわたしが温泉を楽しんでくる時間を考慮して気を遣ってくれた……!?あたたかい!でも温泉はあまり得意でないので入る気はなく、しかも車で5分で着くから時間めっちゃ余裕ある……秒で戻ってくるからびっくりしないでね……!
ということで、最後のチェックポイントとなったびらとり温泉ゆからへ向かいます。
誰でも参加できるように施設の入り口付近にQRコードがあるだろうと想像していたのですが、見当たらなくてすごくきょろきょろしてしまいました。そんな挙動不審なわたしを見て、受付の方が「ゴールデンカムイですか?」と声をかけてくれました。そうです!
その方に案内いただき、無事にチェックが完了。温泉を後にして、再びウレシパへ。
スタンプラリーの画面を見せ、抽選をしていただいたところ、なんと一等のトートバッグが当たりました!やった~!全然想定していなかった!
スタッフの方も「良かった~!僕が悪いわけじゃないけど、外れた方には謝ってて。当たらなかったら、また明日来てくださいと言わなきゃいけないところでした」と喜んでくれました(というか、日付が変わればまた参加できるんだ)。
さて、抽選も終わったことですし帰ろうとしたのですが、ウレシパにはアイヌの民族衣装を着られるコーナーがあって。せっかくなら体験してみたいな~と事務室に行って声をかけたら、先ほどのスタッフさんとは別の方が対応してくださることになりました。
でもこの方、非常にラフな服装で全然スタッフ感がない。ど、どういう立場の方……?と思いながら衣装を着せていただき、写真も撮っていただく。その間の雑談から、この方がアイヌ工芸作家さんということがわかりました。近年は、能作という鋳物メーカーと二風谷アイヌ工芸コラボの開発チームに携わっているそうです。
とても気さくな方で「こっちも見ていってくださいよ!」と工房スペースにいらした作家さんの所に案内してくださり、作業を見学させていただきました。
この作家さんが作っていたのがなんと、アットゥシ!!樹皮衣です!わたしアットゥシも好きなんですよ、授業で習って印象に残っている言葉だから。
そのアットゥシを、まさにわたしが先ほどアイヌ文化博物館で見たアットゥシカラペ(機織り機)を使って織っている。感動です。
このアットゥシ作家さんも非常に親しみやすい方で、ご親切にアットゥシの織り方を丁寧に教えてくださり、とても勉強になりました。
実は、少し前に別の博物館で樹皮衣に関する特別展示を見ていて、樹皮衣を作る際の工程などを学んでいたのでよりおもしろかったです。
作業の手を止めてまでお話してくださり、質問にも答えていただきありがとうございました。
最後に
ゴールデンカムイ聖地巡礼の第一歩として選んだ二風谷コタンですが、もう、とっっっても楽しかったです!!
作中に出てくるチセや民具を実際に見られたからというのもありますが、それ以上に人々との交流がすごく楽しく良い思い出になりました。
地域柄なのか、あまり人で過密になっていない観光地だからなのか、施設やお店の方々が気軽に話しかけてくれる。その体験がわたしにとっては初めてのことで、行って良かった、楽しかったと心から思いました。この体験を共有したくて、各施設であった出来事を長々と綴ってしまいました。
二風谷、また別の季節に行きたいです。アイヌの行事も気になるし。
そして戦利品
